ニュースレター「信頼できる翻訳会社の選び方」

信頼できる翻訳会社の選び方

平素よりお世話になっております。
皆様は「法人生存率」って言葉をお聞きになられたことはありますでしょうか?
これは会社が設立されて何年、継続して営業できるかという、いわば会社の寿命です。

創業3年後には35%が廃業
5年後には85%が廃業
10年後には94%が廃業
という国税庁の調査(全法人対象)がありますが・・・翻訳会社に限定すれば創業10年後の廃業比率は99%を超えると推定できます。

企業数4000社といわれている翻訳会社のほとんどが創業10年未満なのは何故でしょうか?翻訳会社のほとんどが2~5名程度の規模の小規模事業者であることも一因かもしれませんが・・お客様にとって余程の魅力がない限り、その継続が困難であることは「法人生存率」からも明らかです。価格のみの魅力に頼った会社も、継続的な利益を上げることができないで次々と倒産しています。値段が高すぎれば、顧客がつきませんから、こちらも業務縮小、やがては倒産します。翻訳会社総数が全く減らないのは、創業が簡単で、継続が困難な業務であるためです。倒産件数と参入件数の両方がとても多い業界であります。そこで信頼できる翻訳会社の選別手段のひとつとして「創業年数」が他業種よりも重要といえます。

(1)翻訳依頼先は創業10年以上の法人の中で検討するのが失敗しないコツのひとつです。最近は、創業から数十年の企業で翻訳会社を買収したのは数年前というケースも多々ありますので・・こちらは社歴をチェックしてみるのが賢明と思われます。

(2)その他、日本法人の中で検討するのも失敗しないコツといえます。外国法人なら日本の法律に拘束されませんので、宣伝も品質も日本の常識から逸脱するので選別が難しくなります。海外法人も日本語ウエブサイトであたかも日本に存在するかのように営業します。

(3)基本的に後払い、金額が多い場合でも半金前受けが限度です。全額の前払いは翻訳業界では異常なケースですので、とくに海外法人の超低価格翻訳は要注意です。

美辞麗句にとらわれず、事実のみで、ある程度の選別ができる方法としてご参考になれば幸いです。

株式会社 ドルフィン 代表取締役 小笠原壽男