ニュースレター|信頼のできる翻訳会社の選び方解説

信頼できる翻訳会社の選び方

翻訳会社の選択で重要なのは「どのような翻訳を提供しているか」と「信頼できる会社なのか」の2点です。品質は翻訳工程の確認である程度の判断ができます。又、会社案内が存在しない会社とのご契約はお勧めしておりません。

1. どのような翻訳を提供しているか

一体誰が翻訳しているか
(1)AIの自動翻訳
(2)英語の専門家の翻訳
(3)専門分野での経験者
(4)背景知識をもつ翻訳者

どのような作業工程なのか
(1)日英翻訳は欧米ネイティブ
(2)英日翻訳は日本人
(3)欧米ネイティブ+日本人
(4)校閲作業の有無

ご希望の作業はお客様により様々です。又、翻訳者や作業工程は価格にも関係するので、一概にどれが良いとは言えません。一般的には「校正済みの日本語」であれば「日本語の読める欧米ネイティブ翻訳者」が有利な場合もあります。

2. 信頼しても問題のない会社なのか

会社案内は存在するか
(1)会社案内は存在しない
(2)創業年月日の記載がない
(3)資本金の記載がない
(4)外資で日本拠点の記載がない

取引実績はあるか
(1)取引先が存在しない
(2)取引先が少ない
(3)分野別に明記されている。
(4)会社の取引先として記載。

ところで皆様は「法人生存率」って言葉をお聞きになられたことはありますでしょうか?
これは会社が設立されて何年、継続して営業できるかという、いわば会社の寿命です。

創業5年後には85%が廃業
10年後には94%が廃業
20年後には99.6%が廃業
という国税庁のの調査がありますが・・・お陰様で弊社は創業22年目を迎えようとしています。

翻訳会社は約4000社存在すると言われていますが、その多くが創業10年未満です。小規模な企業が多いことも関係していますが、長期間存続するには大きな魅力が必要であることは「法人生存率」からも明らかです。

3. 選定のポイント

(1) 創業10年以上の法人を選ぶことが失敗しにくい方法です。しかし、創業20年以上の優良企業であっても、翻訳部門の経験が浅い場合もあるため、会社案内を確認することをおすすめします。
(2) 日本法人は日本法の規制を受けるため、安心して依頼できます。一方、外国法人は日本語のウェブサイトを持ちながら日本に拠点を置いていない場合もあり、その評価が難しいことがあります。

事実をもとに選定する方法としてご参考ください。

株式会社 ドルフィン 代表取締役 小笠原壽男